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イルカのチーズを探して
日本でナチュラルチーズブームが起こりはじめた頃、現在のチーズ店ではあまりお目にかかれない変わったチーズが輸入されていた。
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マダムが守るチーズ工房
フランスのアルザス地方の旅といえば、美しい村々と美食の記憶が残っている。大理石模様のフォワ・グラのパテ、たっぷりのシュー・クルート、個性的なワインなどなど。
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プーラールおばさんのオムレツ
ノルマンディー地方のチーズ巡礼の旅は、後半になるとちょっとつらい。カマンベール、リヴァロ、ポン・レヴェック、ヌーシャテルなどAOC指定の著名チーズは言うに及ばず、フランス一の酪農王国であるこの地には無名の優れものが朝市などに並んでいるから、ついつい手を出してしまい一日中腹一杯の状態が続く。
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アドリア海の朝の出会い
テレビ番組の仕事で南イタリアをまわったことがある。ナポリやシチリア島を経て、アドリア海に面したプーリア州を訪れた。この地方はイタリアでも野菜の産地として知られているそうで、州都バーリーの市場をのぞくと、とりどりの野菜が山と積まれ、とくにトマトや日本では見る事が出来ないアーティチョークの種類の多さには驚かされる。
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バイエルンの八ヶ岳
ドイツは世界第2のチーズ生産と言うが、ドイツのオリジナルチーズは少ない。チーズ大国フランスと国境を接しているのになぜか。この疑問は頭から離れない。
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まぼろしのイスタンブール
古代のチーズを求めて、トルコへの旅を思い立った。いま一つのチーズ発祥の地といわれる中央アジア、トルキスタンあたりに勢力を張っていた騎馬遊牧民族が西方に進出をはじめ、11世紀にはイスラム世界を制圧してアナトリア半島に帝国を建設する。現在のトルコの前身である。
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遥かなるアラン島
アイルランドには妖精や小人がいると信じられ、「小人が横断中」という交通標識まであったという話を読んでアイルランドへ行きたくなった。特に、本島の西にある、まな板のような巨大な一枚岩が島になっているというアラン島へ行ってみたかったので仲間を募ると、3人が同行することになった。
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AOCに認定されたプロヴァンスのちまき
南仏プロヴァンスは光りと香りの国である。ヴァン・ゴッホはその手紙の中で、ローヌ河と空はアブサン色、河岸はリラの色調と書いている。明るい光とどこかハーブの香りがする乾いた風。ミディ(南仏)といえばフランス人にとっても特別な響きがあるようだ。南仏の食卓の香りの代表といえば、ニンニクの香りだ。
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