協会の理念

資格検定とは

 

いま、日本に輸入されている、ナチュラルチーズは500種類ともいわれています。いまでは、世界のチーズが日本で食べられるようになりました。でも、これはここ10年のことなのです。ワインが第一次ブームといわれたのはもう30年前のことですから、チーズはずいぶん遅れてやってきたのです。というのは、チーズはとても扱いが難しいし、種類も多いので、正しい知識を持った人が売り場にいなければ、ヨーロッパで食べるような美味しいチーズを提供することはできないのです。神から授かった最高の食品といわれるチーズを、多くの食卓に届けるためには、ぜひ、チーズのプロが必要だったのです。

こうしたことから、チーズが好きでそれぞれの現場でチーズの普及に関っている人達が集まって、まずチーズのプロを育てようと、2000年の春に「チーズプロフェッショナル協会」を立ち上げたのです。もちろんチーズはプロだけのものではありませんが、私達の主旨に賛同し、会員になられた方々と手を取り合って、チーズを食卓に定着させ、日本に独自のチーズ文化を創っていきたいと考えています。最近では、日本全国で小規模ながら、自然と調和しながらチーズを造っているところが増えています。こうした中から、日本独特のチーズが誕生することを願い、自然にやさしいチーズ造りを応援していきたいと考えています。