乳科学 マルド博士のミルク語り
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2017.5.20 掲載
ラクダのチーズ
“月の砂漠を~、は~るばると~・・・・♪”とラクダに乗ってのんびり旅するのも憚れる、何やらきな臭いご時勢となりました。北アフリカや中近東の遊牧民は伝統的にラクダと生活し、ラクダの乳を飲んでいましたが、何故かチーズを作ることはしませんでした。 -
2017.4.20 掲載
骨とチーズ
チーズのみならず乳製品が骨によいことは皆様よ~くご存じのことと思います。何故、乳がいいのですか?骨の健康に必要なカルシウムが豊富に含まれているから。ピンポ~ン。ですがー、カルシウムだけではありません。 -
2017.3.20 掲載
チッコカタメターノ
チッコカタメターノ 何、それ?と思う方が多いかと思いますが、千葉県安房鴨川地方で昔から食べられている日本における伝統的なチーズの一種です。 -
2017.2.20 掲載
ダイエット
年末、年始にかけて忘年会、新年会と暴飲暴食が続き、さらにはお餅やおせち料理を食べ過ぎて体重がぼ~んと増え、未だに元に戻らないとお悩みの方が多数いらっしゃる頃だと思います。 -
2017.1.20 掲載
酉と酪
皆様、新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 さて、今年は酉年です。「酉」は「とり」と読みますが、本来はどんな意味なのでしょうか。 -
2016.12.20 掲載
チーズとネズミ
先日、高崎線の電線がネズミにかじられて停電となり、長時間にわたり電車が不通になったという事件がありました。 -
2016.11.20 掲載
乳・乳製品のカルシウム
TVの健康番組を観ていると、お医者さんは「骨粗鬆症にならないようにするには日々カルシウムを摂取することが大切です。」とコメントします。 -
2016.10.20 掲載
チーズの日
11月11日は「チーズの日」ですね。何故この日が「チーズの日」なのか、については和仁皓明先生が乳業ジャーナル(10月号: 36-40, 2012)にお書きになっています。文武天皇4年(西暦700年)旧暦10月(新暦で11月)に「遣使造穌」の勅命を全国に発したことを根拠に設定したとのことです。 -
2016.9.20 掲載
乳皮
牛乳を広口の鍋に入れ、静かに加熱すると表面に膜が張ることは皆さんもよくご存じのことと思います。全く同様に豆乳から作られるものが「湯葉」です。 -
2016.8.20 掲載
桜蘭(おうらん)の美女
5月下旬、NHKスペシャルにて「桜蘭の美女(正確な番組タイトルは覚えていません)」が放映されました。ご覧になった方も多いと思います。新疆ウィグル地区の墓から約3800年前のミイラ(つまりBC2000年頃没)が発掘されました。 -
2016.7.20 掲載
海に棲む哺乳類のミルク
昔、分析を専門に行っているグループに用事があり実験室に行きました。そしたら、実験台の上に「オット1」、「オット2」と書いてある遠沈管(遠心分離機で用いるガラスあるいはプラスティック製の容器。 -
2016.6.20 掲載
乳糖不耐症の謎
哺乳類は想像を絶する苦労と創意によりグルコースとガラクトースから乳糖を合成することに成功しました(2016年4月20日)。 -
2016.5.20 掲載
BCAAと運動とチーズ
BCAAって何でしょうか。普段運動をされている方は耳にしたことがあると思います。BCAAとは分岐鎖アミノ酸(branched chain amino acid)のことです。 -
2016.4.20 掲載
哺乳類誕生前のα-ラクトアルブミンと乳糖
前回(2016/3/20)は哺乳類誕生前のカゼインについて説明しましたが、カゼインと同じような時期にα-ラクトアルブミンも分泌されるようになりました。このたんぱく質は乳糖の合成に深く関わっています。 -
2016.3.20 掲載
哺乳類誕生前のカゼイン
哺乳類が誕生したのは約1.5億年前ですが、哺乳類誕生前の動物にも先祖カゼイン(注1)は存在していたことは前回(2016/2/20)説明しました。 -
2016.2.20 掲載
ミルクの進化と美肌機能
中世の人々は、ミルクは血液が変化したものと捉えていたようです。 -
2016.1.20 掲載
ミルクが白くなければ
ミルクが白いことは当たり前で、誰も不思議には思わないでしょう。銭湯で牛乳を飲みながら「何故、牛乳は白いのだろう」と思ったのは、大学入学後間もない頃でした。