「改訂 チーズを科学する」
書籍『チーズを科学する』が「C.P.A. 大学 チーズの科学講座」のテキストとして出版されてから8年が経ちました。その間もチーズサイエンスは日進月歩で進んでいます。このたび、そのすべての知見を反映した改訂版を上梓いたしました。
人々が追い求めてきたチーズのおいしさを科学的な視点から解説。ミルクからチーズに至る工程から包装技術、チーズの栄養健康機能までを網羅。チーズ製造を学ぶ技術者から流通サービスなど、チーズに携わるすべての人へ送る、チーズサイエンスの決定版です。
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「改訂 チーズを科学する」
2024年6月20日 改訂版発行
発行:NPO法人チーズプロフェッショナル協会
発売:幸書房
定価:6,820円 ISBN978-4-7821-0476-7
ご購入は幸書房ホームページへ
各通販サイトからもお求めいただけます。
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|執筆者(五十音順)
阿久澤良造(日本獣医生命科学大学 名誉教授)/井越敬司(株式会社プロバイオ代表 東海大学 名誉教授)/木村利昭(元 雪印乳業株式会社 技術研究所 主査)/佐々木敬卓(HIRO・包装設計研究所 所長)/田中穂積(チェスコ株式会社 技術顧問)/堂迫俊一(チーズプロフェッショナル協会 顧問 酪農乳業史研究会 副会長 ミルク1万年の会 世話人)/橋場炎(元 雪印メグミルク株式会社 ミルクサイエンス研究所 技術主事)
|主な目次
1章 チーズの科学の基礎(堂迫俊一)
1.1 はじめに/1.2 たんぱく質の基礎/1.3 脂肪の基礎
2章 チーズの成分(堂迫俊一)
2.1 各種動物乳の成分/2.2 カゼインの性質/2.3 カゼインミセル/2.4 乳たんぱく質に及ぼす加熱の影響/2.5 乳・乳成分の進化
3章 チーズと微生物(橋場 炎)
3.1 乳酸菌と乳酸発酵/3.2 チーズ製造に使用される微生物/3.3 乳酸菌以外のスターターの特徴/3.4 エメンタールチーズのチーズアイ/3.5 乳酸菌ファージとファージ対策/3.6 汚染菌
4章 乳の凝固(阿久澤良造)
4.1 乳の凝固の基礎/4.2 チーズ製造に使われる凝乳酵素/4.3 レンネットの使用状況
5章 チーズの製造法(田中穂積)
5.1 ナチュラルチーズの製造法/5.2 プロセスチーズの製造法
6章 チーズの熟成(井越敬司)
6.1 熟成の概要/6.2 チーズ熟成中のたんぱく質分解/6.3 チーズ熟成中の脂肪分解/6.4 チーズの二次風味と苦味
7章 チーズのミクロの世界 ―その主役と脇役―(木村利昭)
7.1 乳たんぱく質のミクロ/7.2 カード形成/7.3 カマンベールのミクロ/7.4 繊維状チーズのミクロ/7.5 プロセスチーズのミクロ
8章 チーズの機能性(堂迫俊一)
8.1 チーズの栄養/8.2 チーズの健康効果
9章 チーズと包装技術の関わり(佐々木敬卓)
9.1 食品包装の役割/9.2 チーズと包装/9.3 保存技術と包装/9.4 売り場・家庭と安全・衛生と包装
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